暮らしに溶け込むカラーを目指して。シルフィーに新色が生まれたわけ
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暮らしに溶け込むカラーを目指して。シルフィーに新色が生まれたわけ

#ライフスタイル #仕事・働き方 #在宅ワーク #趣味・遊び
Sylphy(シルフィー)

累計販売150万脚を超えるロングセラーのワークチェア・シルフィー。発売から12年目を迎えた今も、多くの人に愛用いただいています。そのシルフィーに、2026年1月、新たなカラーラインナップが登場しました。


オフィスチェアを自宅に取り入れて、在宅ワークや趣味に打ち込みたい。でも、インテリアにもこだわりたい――そんなこだわりを持つ方の期待に応えるために生み出されたのが、今回の新色です。


お話を聞いたのは、シルフィーの製品開発に携わる株式会社オカムラの山田康博さんと、新色の選定を担当した渡邉等子さん。新色の開発秘話から、自宅のインテリアに馴染ませるコーディネートのコツまで、詳しく伺いました。

なぜ、シルフィーは10年以上も愛され続けるのか

―シルフィーは2014年の発売以来、オカムラを代表する製品のひとつとして、多くの人から支持を得ています。これほど長く愛されている理由はどこにあるのでしょうか?

山田

最大の理由は、シルフィー独自の「バックカーブアジャスト機構」にあると思っています。


一般的なワークチェアには、座面の高さや奥行きといった、身体の寸法に合わせて調節する機能があります。シルフィーはそれに加えて、人の体格差からくる背中や腰回りの形状の違いに着目して開発しました。サイドレバーを操作するだけで、背もたれのカーブを変えられる仕組みが大きな特徴です。

プロダクト企画開発部・山田康博さん

―自分の体型に合わせた、パーソナルな調節ができるのですね。
山田

この機能は、女性や小柄な方からも評価をいただいています。従来のワークチェアは、どうしても男性の体格を基準にした形状のものが多かったんです。そのため、小柄な方が座ると背中のカーブが合わず、安定感に欠けることがありました。シルフィーなら、自分の体格に合わせて背もたれをグッと狭められるので、小柄な方でも包み込まれるようなフィット感があります。この特徴が、男女問わず多くの方にご支持いただいているポイントかなと思います。

背のレバーを上げ下げすることで、狭いカーブ、緩やかなカーブを調節できる

「ビビッドカラー」から「アースカラー」へ。色が映し出す時代の変化

―発売から12年目を迎えたシルフィーですが、今回、カラーラインナップが刷新されました。なぜ、このタイミングで新色を追加し、一部の原色系カラーを廃止したのでしょうか?

渡邉

世の中のカラートレンドの変化を反映しました。2014年の発売当時は、多様性を象徴するような、ビビッドで鮮やかな色が好まれる時代だったんです。


それから時が経ち、人々の求める色味は大きく変わりました。近年、オフィスや自宅では、明るい木目や観葉植物を取り入れた、よりナチュラルで落ち着いた空間が好まれるようになっています。

2026年1月に登場した4つの張地カラー。左から、グラスグリーン、サックスブルー、ダークグレー、ブラウン

―確かに、最近はインテリアやファッションなどでも、くすんだ落ち着きのあるカラーをよく目にします。

渡邉

実は、色の流行は社会情勢と深く結びついているといわれています。大災害や不安定な状況が続くと、人は無意識に平穏や癒やしを求めるようになるんです。ここ数年は、コロナ禍や情勢不安など、予想できないような変化が立て続けに起きているので、心が落ち着く色味が受け入れられているようです。実際、日本流行色協会(JAFCA)のリサーチでも、近年は明るく優しいトーンのアースカラーがトレンドだと報告されています。


今回追加したサックスブルーやグラスグリーンといった「アースカラー」は、こうした現代のライフスタイルに調和しながら、視覚的にも安らぎを感じられることを目指しました。

デザイン本部・渡邉等子さん

―追加した新色は、どのように開発したのでしょうか?

渡邉

今回のカラーテーマは、自然から着想したバイオフィリックカラーです。ブラウンは「私たちが踏みしめる土」、サックスブルーは「みずみずしい紫陽花」、グラスグリーンは「高原にそよぐ草木」、ダークグレーは「静かに落ちる影」をそれぞれイメージしています。


実は、これらの色は既存のカラーチップから選んだものではありません。私たちが理想とする絶妙なくすみ感が既存の色になかったので、ポストカードにアクリルガッシュという絵の具を混ぜて塗り、納得がいくまで何度も調整して、ゼロから色を作り上げました。特にサックスブルーとグラスグリーンの2色は、完全なオカムラオリジナルの色です。

―手作業での微妙な調整を重ねて生み出されたカラーなんですね……!

渡邉

そうなんです。アナログな手法で生み出したこれらの色を、今度は協力メーカーの方々とともに、オーダーメイドで再現していきました。


複数の色を混ぜ合わせたような奥深いニュアンスがありながら、どんなインテリアにも馴染んで、今っぽさも感じさせる。そんな絶妙なトーンを1年半かけて追求しました。

新しいボディカラー・ダークグレー

―張地だけでなく、ボディカラーにはダークグレーが加わりました。

山田

ワークチェアは大きいので、部屋に置くと、想像以上に存在感があります。これまでのボディはホワイトとブラックの2色展開でしたが、自宅のインテリアに馴染ませる視点で考えたとき、この極端な2択では選びづらいのではないかという課題があったんです。また、アースカラーの張地と調和しやすくすることも考えて、ダークグレーを追加しました。


新色のダークグレーは、最近のインテリアで人気のあるグレージュ系の壁紙や木目の家具と合わせても、主張しすぎずに空間に溶け込みます。

―たしかに、パリッとした白や黒よりも、ナチュラルなインテリアに馴染みそうです。ダークグレーが加わったことで、お部屋の雰囲気に合った1脚が選びやすくなりましたね。

山田

そうですね。明るいホワイトよりも目に優しく、重厚なブラックよりも柔らかな印象を与えるダークグレーがあることで、シルフィーを「よりさまざまな空間に馴染む家具」に進化させることができたと思っています。

渡邉

最近はインテリアの好みも多様になり、自分の好きな色を部屋に取り入れたい方も多いはず。ワークチェアでも、自分の気分が上がる色を選んでほしいですね。

開発者がおすすめする、ボディ×張地の組み合わせ

―バリエーションが増えたことで、色選びもより楽しくなりますね! おすすめの組み合わせはありますか?

渡邉

イチオシの組み合わせは、「サックスブルー×ホワイトボディ」と、「グラスグリーン×ホワイトボディ」です。ホワイトのボディと合わせることで、空間がパッと爽やかで清潔感のある印象になります。お部屋の雰囲気を明るくしたい方にぴったりです。

サックスブルー×ホワイトボディ(左)、グラスグリーン×ホワイトボディ(右)

渡邉

ミニマルで洗練された雰囲気がお好みなら、ボディも張地もダークグレーの同系色でまとめる組み合わせもかっこいいと思います。


落ち着いた書斎や、木製家具が多い空間であれば、「ブラウン×ブラックボディ」がおすすめです。こっくりとしたブラウンは木の質感と相性がよく、ブラックのボディが全体をシックに引き締めてくれます。

ダークグレー×ダークグレーボディ(左)、ブラウン×ブラックボディ(右)

シルフィーが、これからの10年もあなたの相棒であるために

―新色の実物を確認したい場合は、どちらへ行けばいいでしょうか?

山田

オカムラのチェアサロン「Chair isn't」(東京、赤坂見附)にぜひお越しください。予約不要で気軽に入ることができるサロンです。今回ご紹介した新色を含むサンプルを全色展示しています。Webサイトの写真だけでは伝わりにくい色の深みや、バックカーブアジャスト機能を使った座り心地を、ぜひ現地で体感してほしいです。

渡邉

自分がビビッと惹かれる色を見つけて、それをお部屋に置いた時のワクワク感を想像してみてほしいと思います。新しく作り上げたこれらの色が、たくさんの人の日常に小さな癒やしと彩りを添えられたら嬉しいですね。

―カラーラインナップを刷新したことで、これからシルフィーをどのような存在にしていきたいですか?

山田

ワークチェアは、自宅の働く環境をアップデートするための大切な存在だと思います。座り心地という絶対的な安心感の上に、インテリアとしての美しさや自分好みのカラーを選べる楽しさが加わったのが、今回の新しいシルフィーです。


オカムラにとって、シルフィーは大切に育ててきたブランドです。これから10年先も、仕事や趣味に没頭する時間にそっと寄り添う最高の相棒として、皆さまに愛され続ける存在でありたいと願っています。

Sylphy
[シルフィー]
PROFILE
川村健一

渡邉等子(左)

デザイン本部 プロダクトデザイン部 CMF推進室

大学卒業後、塗料メーカーのカラーデザイナーとして5年勤め、2024年11月より現職。CMFデザイナーとして製品の色・素材開発に携わっている。2026年度よりJAFCAインテリア&プロダクツ部会専門委員。

山田康博(右)

開発創造本部 プロダクト企画開発部 第一開発室

2020年3月にオカムラへ入社しオフィス製品部(当時)にて製品企画担当としオフィスシーティングの開発に従事。以降、現在に至るまでシーティング開発に携わっている。

CREDIT

取材・執筆:御代貴子 撮影:塩川雄也 編集:モリヤワオン(ノオト)

ブランド名

商品名が入ります商品名が入ります

★★★★☆

¥0,000

PROFILE

山田 太郎

CO-FOUNDER & CTO

親譲りの無鉄砲で小供の時から損ばかりしている。小学校に居る時分学校の二階から飛び降りて一週間ほど腰を抜かした事がある。なぜそんな無闇をしたと聞く人があるかも知れぬ。別段深い理由でもない。新築の二階から首を出していたら、同級生の一人が冗談に、いくら威張っても、そこから飛び降りる事は出来まい。弱虫やーい。と囃したからである。

山田 太郎

CO-FOUNDER & CTO

親譲りの無鉄砲で小供の時から損ばかりしている。小学校に居る時分学校の二階から飛び降りて一週間ほど腰を抜かした事がある。なぜそんな無闇をしたと聞く人があるかも知れぬ。別段深い理由でもない。新築の二階から首を出していたら、同級生の一人が冗談に、いくら威張っても、そこから飛び降りる事は出来まい。弱虫やーい。と囃したからである。

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